活動概要
1 策定の背景
ICT委員会は、ICT及びBIM/CIMに関する技術の普及と向上、DXの推進、発注者及び関係団体との連携並びに関連情報の共有を目的として、令和4年度(2022年度)に中国支部技術部会内に設置された。
設立以降、本部・他支部との情報交換、技術部会におけるファイル共有基盤の導入・運用、3次元CAD、BIM/CIM、生成AI及びDXに関する情報共有と意見交換を進めてきた。また、発注者、自治体、関係団体及び技術提供企業(ベンダー)との意見交換、BIM/CIM研修への講師派遣、実務課題に関する相談、先端技術の体験・視察等を通じて、技術の普及と実務への展開に取り組んできた。
生成AIの急速な普及、BIM/CIMの活用拡大、3次元データやクラウドを用いた情報共有の進展等により、建設コンサルタントに求められるデジタル対応力は大きく変化している。このため、委員及び会員企業の意見や実務上のニーズを踏まえながら、これまでの活動を継承・発展させ、最新情報の収集・共有、実務への適用、発注者等との相互理解、人材育成及び成果の発信を推進する。
設立以降、本部・他支部との情報交換、技術部会におけるファイル共有基盤の導入・運用、3次元CAD、BIM/CIM、生成AI及びDXに関する情報共有と意見交換を進めてきた。また、発注者、自治体、関係団体及び技術提供企業(ベンダー)との意見交換、BIM/CIM研修への講師派遣、実務課題に関する相談、先端技術の体験・視察等を通じて、技術の普及と実務への展開に取り組んできた。
生成AIの急速な普及、BIM/CIMの活用拡大、3次元データやクラウドを用いた情報共有の進展等により、建設コンサルタントに求められるデジタル対応力は大きく変化している。このため、委員及び会員企業の意見や実務上のニーズを踏まえながら、これまでの活動を継承・発展させ、最新情報の収集・共有、実務への適用、発注者等との相互理解、人材育成及び成果の発信を推進する。
2 活動目的
活動目的 |
委員及び会員企業の意見や実務上のニーズを踏まえ、ICT、BIM/CIM及び生成AI等に関する情報共有と活用を推進し、中国支部会員企業の業務品質、生産性、技術力及び発注者対応力の向上を図る。 |
委員会では、委員一人ひとりの意見を活動に生かし、会員企業に共通する課題や関心事項を整理する。併せて、発注者、関係団体及び関連業界との情報・意見交換を通じて、実務に役立つ知見を共有し、会員企業の取組と業界全体のデジタル対応力の向上につなげる。
3 目指す姿
委員及び会員企業の多様な意見を生かしながら、中国地方の建設コンサルタント各社がICT、BIM/CIM及び生成AI等を安全かつ効果的に活用し、発注者及び関係団体等と連携して、業務の高度化、生産性向上及び技術者育成を継続的に進めている状態を目指す。
・デジタル技術が、業務品質の向上、省力化及び新たな価値の創出に活用されている。
・発注者との継続的な意見交換を通じて、成果品、データ連携及び運用に関する相互理解が深まっている。
・関連業界や技術提供企業から得た技術情報が、実務での適切な選択と活用に生かされている。
・研修、勉強会、見学会等を通じて、デジタル技術を実務で活用できる技術者が育成されている。
・委員会活動の成果が会員企業及び関係者に共有され、技術の普及と改善につながっている。
・デジタル技術が、業務品質の向上、省力化及び新たな価値の創出に活用されている。
・発注者との継続的な意見交換を通じて、成果品、データ連携及び運用に関する相互理解が深まっている。
・関連業界や技術提供企業から得た技術情報が、実務での適切な選択と活用に生かされている。
・研修、勉強会、見学会等を通じて、デジタル技術を実務で活用できる技術者が育成されている。
・委員会活動の成果が会員企業及び関係者に共有され、技術の普及と改善につながっている。
4 活動方針
方針 | 取組の方向性 |
情報共有の深化と実務への展開 | 制度・基準、技術動向、発注者の取組及び活用事例を共有し、中国管内の業務への適用条件、効果、課題及び留意点を整理する。 |
| 生成AI・先端技術の安全で効果的な活用 | 生成AI、BIM/CIM、3次元データ、クラウド、データ連携、自動化等を継続的に取り上げ、実務への適用と適切なリスク管理を促進する。 |
| 発注者・関係団体・関連業界との連携 | 発注者、関係団体、技術提供企業等との情報・意見交換を通じて、ニーズと技術動向を把握し、実務への活用につなげる。 |
| 人材育成と成果の発信 | 研修、勉強会及び見学会等を通じて人材育成を進め、活動で得られた成果を会員企業及び関係者へ共有する。 |
5 主な活動
・委員及び会員企業の意見・ニーズの把握と活動への反映
・本部、他支部、発注者及び関係団体との情報共有・意見交換
・関連業界及び技術提供企業(ベンダー)からの製品・サービス、導入事例、技術動向等に関する情報収集
・ICT、BIM/CIM、生成AI及び関連する先端技術に関する情報共有と実務活用の検討
・発注者・自治体等が実施する研修への講師派遣
・外部講師等を招いた勉強会及び先進的な取組の見学・視察
・実務上の課題、活用事例及び留意事項の整理
・年間活動成果の取りまとめ及び情報発信
・本部、他支部、発注者及び関係団体との情報共有・意見交換
・関連業界及び技術提供企業(ベンダー)からの製品・サービス、導入事例、技術動向等に関する情報収集
・ICT、BIM/CIM、生成AI及び関連する先端技術に関する情報共有と実務活用の検討
・発注者・自治体等が実施する研修への講師派遣
・外部講師等を招いた勉強会及び先進的な取組の見学・視察
・実務上の課題、活用事例及び留意事項の整理
・年間活動成果の取りまとめ及び情報発信
活動報告
臨時 ホームページ作成会議
2026-09-08
臨時 ホームページ作成会議

日時:2026年09月08日 15時~17時半
場所:復建調査設計(株)会議室
編集担当者:荒谷建設コンサルタント・越智貴政 /ダイホーコンサルタント・岡野顕 /復建調査設計・天野政之
1.開催概要
ICT委員会の活動内容を広く周知するため、ホームページを作成し公開いたしました。
第19回 ICT委員会
2026-08-26
第19回 ICT委員会/「困りごと相談会+今後の方向性確認」

日時:2026年08月26日 15時~17時
場所:(株)荒谷建設コンサルタント会議室
主担当:荒谷建設コンサルタント
副担当:相生エンジニアリング、宇部建設コンサルタント
1.開催概要
広島市内会議室〔(株)荒谷建設C〕にて、第19回ICT委員会を開催しました。今回から、各社の主体的な参画を目的に、テーマごとの持ち回り運営を開始しました。
2.本部ICT委員会からの報告
策定中の「生成AI活用ガイドライン(案)」について、「技術判断をAIに委ねない」ことや著作権管理などの基本的な考え方が共有されました。また、道路技術者向けAI教育カリキュラムの標準化に関する検討状況などが紹介されました。
3.発注者への事例提供・要望
国や自治体等との意見交換に向け、各社へBIM/CIM、AI、DX、ICT等の活用事例の提供を依頼しました。また、発注者への要望として、2次元・3次元成果の二重作業の解消、3次元モデルの成果品としての位置付け、適切な費用計上、設計・施工・維持管理間の役割分担、発注者側の理解促進などを整理しました。
4.取組事例の紹介
会員3社から、卓上AR、地下埋設物の干渉確認、3次元地質モデル、対話型生成AIを用いたボーリングコア判定・記録、産学官連携や若手技術者交流などの取組が紹介されました。成功事例だけでなく、地質モデル作成時のデータ量や専門的解釈の不足といった課題も共有されました。
5.困りごと相談会
BIM/CIMの目的と発注者ニーズの違い、追加費用の確保、測量と設計間の3次元データ連携、共通データ環境(CDE)の不足などについて意見交換しました。現場では、施工・維持管理へのデータ連携よりも説明用パースが重視される場合があり、本来の目的との乖離が課題となっています。また、生成AIの利便性向上に伴い、若手技術者が自ら調べ、判断する力をどう育成するかも共通課題として挙げられました。
6.次回開催
発注者対応、照査・品質確保、AIと人間の役割分担をテーマに、グループディスカッション形式の勉強会を実施します。
第18回 ICT委員会
2026-06-30
第18回 ICT委員会/令和8年度活動方針決定/中国地方整備局出前講座
日時:2026年06月30日 14時~17時
場所:復建調査設計(株)会議室
1.開催概要
広島市内の会議室にて、令和8年度第2回ICT委員会を開催しました。前半は委員会運営に関する協議、後半は中国地方整備局を講師にお迎えした出前講座と意見交換会を実施しました。
2.本部ICT委員会からの報告
直近の本部委員会の内容が共有されました。
- 建設コンサルタント業界で蓄積された設計エラー事例を活用した生成AIチャットボットが本格運用予定であり、若手技術者への技術継承や品質確保業務の効率化への活用が期待されます。
- 維持管理段階でのBIM/CIM活用のあり方に関する提言、建設分野におけるフィジカルAI活用の検討状況が紹介されました。
- 生成AIによる成果物活用について、発注者の承諾を前提とした試行運用の枠組みが具体化しつつあること、あわせて協会版の生成AI活用ガイドラインが策定中であることが報告されました。
3.連絡事項
- 中国地方整備局管内の新任技術係長を対象に、生成AIの活用方法に関する研修を実施し、好評を得ました。
- 建設コンサルタンツ協会ホームページのリニューアルに伴う入力作業に着手しました。
- 発注者(自治体等)へのDX・ICT・BIM/CIMに関する要望を取りまとめるための意見照会を実施しています。
4.令和8年度の活動方針・役割分担
前回決定した4本柱(情報共有の深化、生成AI・先端技術への挑戦、全員参加・全員貢献、ゴールと成果の明確化)に基づき、活動テーマごとに主担当・副担当・サポートの体制を確定しました。「困りごと相談会」「生成AI・先端技術勉強会」「見学会・現場視察」「成果まとめ・報告書作成」の4テーマを設定し、それぞれ会員各社が主体的に運営を担う体制としました。各回の活動成果は最終的に報告書として取りまとめ、ホームページ掲載を目指します。委員会の開催頻度は、原則として偶数月第4水曜日を目安としつつ、繁忙期等に応じて柔軟に調整することとしました。
5.令和8年度の重点活動
重点活動 | 概要 | 主な成果 |
発注者との意見交換 | 求める成果、データ連携及び運用上の課題等を共有する。 | 発注者ニーズ及び継続検討事項 |
委員・会員企業の意見集約 | 実務上の課題、関心事項及び活動への要望を把握し、取組に反映する。 | 意見・ニーズ及び対応の方向性 |
生成AI・先端技術勉強会 | 外部講師や技術提供企業から情報を収集し、事例紹介及び実務適用を検討する。 | 活用事例及び留意事項 |
見学会・現場視察 | 先進的な取組を見学し、中国管内への展開可能性を考察する。 | 視察レポート |
成果の取りまとめ・発信 | 年間活動の知見を整理し、共有可能な内容を発信する。 | ICT委員会活動報告書 |
6.中国地方整備局出前講座
中国地方整備局企画部より、インフラDX推進計画を基本とした取組についてご説明いただきました。生産年齢人口の減少や技能者の高齢化を背景に、ICT施工の段階的な普及(ステップアップ型・ICTライト等)、若手技術者表彰制度、新技術導入を後押しする支援策、猛暑対策など、幅広い施策が紹介されました。BIM/CIMについては、設計から施工・維持管理へのデータ連携の重要性や、属性情報を含む3次元データ納品の試行状況について説明がありました。
7.中国地方整備局意見交換会
AIを活用した予備設計の効率化、3次元データの施工段階での活用、属性付き3次元データの契約図書としての活用、DX表彰の評価基準など、実務に即した質疑応答を行いました。生成AIの仕様書への位置づけや成果物のAI学習に関する運用ルールについても意見交換し、今後も本部を通じた継続的な確認・協議が必要との認識を共有しました。
第17回 ICT委員会
2026-04-17
第17回 ICT委員会/令和8年度活動方針検討
日時:2026年04月17日 15時~17時
場所:復建調査設計(株)会議室
1.開催概要
令和8年4月17日(金)15:00〜17:00、広島市内会議室にて、令和8年度第1回ICT委員会を開催しました。新メンバーを迎え、前年度活動の振り返りと令和8年度の活動方針の決定を主な議題としました。
新メンバー紹介
委員の異動に伴い、新任委員2名を迎えました。
2.本部ICT委員会からの報告
生成AIの利活用ルールについて、国土交通省で検討が継続されていることが報告されました。成果物のAI活用自体に異論はないものの、公平性確保の観点から課題があるとの見解が示されています。あわせて、全国的な研修・講習会の継続開催、CAD製図基準の改定、3次元モデルと2次元図面の照査方法を検討するプロジェクトチームの立ち上げなど、最新の取組が共有されました。
3.連絡事項
- 中国地方整備局出前講座(前回開催分)の資料共有
- 広島市BIM/CIM研修講師派遣の結果報告。若手向け研修として実施し、アンケートでは理解が深まったとの回答が多数
- GIS講習会は、今年度も他支部との合同・Web形式で開催することを決定
- 協会ホームページリニューアルに伴う入力担当者を選任
- 国土交通省依頼による生成AI勉強会(6月上旬予定)への対応を確認
4.令和8年度の活動方針
委員長より、前年度実施したアンケート結果(回答率85%)の報告と、それを踏まえた活動方針案が示されました。 - 満足度は7割が満足と回答した一方、「議論が深まらない」「実務に直結しない」といった改善点も指摘されました。
- 最も評価が高かった活動は、発注者との意見交換会および生成AIに関する意見交換であり、一方的な情報提供よりも対話型の活動への支持が高いことが確認されました。
- 次年度に注力すべきテーマとして、生成AIの実務活用とリスクが突出した支持を集めました。
- 運営面では、開催頻度・時間ともに現状維持を望む声が多い一方、外部講師の招聘や現場見学会など、新たな刺激を求める意見が多く寄せられました。
これらを踏まえ、令和8年度の活動方針として以下の4本柱が示され、承認されました。
- 情報共有の進化
- 生成AI・先端技術への挑戦
- 全員参加・全員貢献
- ゴールと成果の明確化
年間プログラムは偶数月第4金曜日の開催を基本とし、整備局との意見交換、生成AI勉強会、現場視察などを予定し、年度末には活動成果の事例集を取りまとめる方針です。令和8年度は事務局主導で運営し、令和9年度以降は会員各社の持ち回りへの移行を目指します。
委員からは、施工分野の知見を得たい、テーマを絞るべき、外部講師を交えた勉強会をやってみたいなど、多様な意見が出され、委員長からは「まずは本年度取り組み、実施状況を踏まえて次年度に活かしたい」との考えが示されました。
第16回 ICT委員会
2025-12-22
第16回ICT委員会/中国地方整備局・出前講座
日時:2025年12月22日 17時~18時
場所:復建調査設計(株)会議室
1.開催概要
今回の委員会では、次年度の活動方針の検討に加え、中国地方整備局を講師にお迎えした出前講座と意見交換会を実施しました。
2.新メンバー紹介
委員の異動に伴い、新任委員を迎えました。退任される委員からは、今後は教育・研究の立場から土木業界に貢献していきたいとの抱負が語られ、委員一同でエールを送りました。
3.本部ICT委員会からの報告:生成AI利活用ルールの検討状況
国レベルで進む生成AIの利用ルール整備について、詳細な報告がありました。
- 政府全体でガイドラインが整備されつつあり、国土交通省内でもルール策定が進行中です。令和7〜8年度は、生成AI利用ルールが試行から本格運用へ移行する重要な時期と位置づけられています。
- 発注者・受注者間での生成AI活用について、「軽微な利用」と「主たる部分での利用」を区分し、後者については利活用計画書を提出して事前合意を得る枠組みが検討されています。
- 現行契約では成果物の著作権が発注者に無償譲渡され、当該業務以外での使用は禁止されていますが、実務上は過去成果を社内で参照することが一般的であり、契約上のグレーゾーンが存在することが課題として共有されました。
- 生成AI活用は「成果物の利活用」「知的財産」「業界の地位向上」と一体の長期テーマとして、国と協会が継続的に協議していく方針です。
あわせて、建設情報分野の専門人材育成の重要性や、CIMハンズオン講習会・GIS講習会等における参加者数・募集方法の改善の必要性についても言及がありました。
4.来年度の活動方針に関する意見交換
委員会の位置づけや役割を明確化し、より参加者に有益な場とすることを目的に議論を行いました。委員からは、生成AI・若手育成・分野横断的なデータ活用を次年度の重要テーマとする意見や、開催の柔軟性を維持しつつ過度な負担を避けるべきとの意見が出されました。今後、活動方針検討のためのアンケートを実施する予定です。
5.中国地方整備局 出前講座「インフラDX・i-Constructionの取組み」
中国地方整備局の技術調整官より、以下の内容についてご講演いただきました。
- 人口減少・高齢化が深刻化する中、「i-Construction 2.0」により、施工・データ連携・施工管理の自動化を三本柱として、2040年までに生産性30%向上を目指す方針。
- ダンプ運行管理システムによる作業効率化、全方向対応アタッチメント(チルトローテーター)の活用、製造業由来の施工シミュレーション技術の建設現場への適用など、具体的な取組事例。
- BIM/CIMに関して、鋼橋の設計データを工場製作に連携させる自動化の取組や、測量段階から後工程を見据えたデータ取得を可能にする地形モデル作成ガイドライン、地形・地質・線形・土工・構造物の5モデルで構成するBIM/CIM統合モデル作成ガイドライン(案)が紹介されました。
6.中国地方整備局との意見交換会
出前講座に続き、質疑応答を行いました。
- ダンプ運行管理システムについて、管理者側だけでなく運転手側の意見も反映すべきとの指摘があり、労働者側にとってのメリットについても認識共有を図りました。
- 発注者職員のDXリテラシー向上に向け、来年度から職員向け教育を本格化し、受注者と対等に対話できる水準を目指す方針が示されました。
- BIM/CIM管理技師資格の発注条件等への活用可能性について、整備局側が持ち帰り検討することとなりました。
- DX表彰制度について、評価基準(新規性・効率性・波及性)の考え方が説明され、コンサルタントからの応募には、社内効率化にとどまらない創意工夫や、設計以外の分野からの提案も期待されているとのお話がありました。
7.連絡事項
広島市からのBIM/CIM研修講師派遣依頼に対応することとし、会員各社に今後の研修講師対応への協力を呼びかけました。
